Whistler 日本人が一番好きだと言われているスキー場がここウィスラーです。私が行ったのは12月中旬です。普段のウィ スラーだと12月は雪が少なく中間部と上部の一部が滑走可能ならばOKという感じなのですが、私が行ったシー ズンは数年に一度の当たり年で積雪は2m近く。リフトもベースから上部のPeak Expressというリフトまでフル稼 働していました。 ウィスラースキー場は隣のブラッコムスキー場と下部で接続していてリフト券も共通!スキー場のロゴもWhistler &Blackcombというように同じスキー場です。日本の志賀高原のように別々の会社が経営するスキー場がリフト 券を共通にしたという事ではないので、ウィスラーエリア、ブラッコムエリアと考えた方が正解だと思います。 ウィスラーへはバンクーバーから2時間でくる事ができ、日本からでも比較的便利なスキー場です。日本人もかな りいます。 スキー場ですが、ウィスラーもブラッコムもベースからはまずゴンドラを使用します。ウィスラーは2つのベースが あり、1つはブラッコムと隣接しダウンタウンからアクセスするWhistlervillage Gondoraと、主に日帰りに多く使わ れているCreekside Gondoraです。Whistlervillage Gondoraに乗ると山頂より少し下の1850m地点まで一気に 辿り着けます。 上記写真はコンドラ下り場から撮ったものです。1枚目は海外スキーに興味のある人は 誰でも知っているぐらい かなり有名な場所でPeak Expressというリフトがかかるウィスラー山頂が望めます。記念撮影をしている人もか なり目につきます。2枚目はEmerald Expressというリフト下り場とそこからEgo Bowlなど何本ものコースがあり ます。 Emerald Expressは私のお気に入りのリフトです。リフトの長さ的には隣のHarmony 6 Expressの方が長いです が 、Emerald Express沿いにはバリエーション豊かないくつものコースがあります。リフト沿いには中級のコース がいくつもあり、その周りにはカナダ杉が広がります。2日目、3日目と大雪だったのでツリーランもしました。ふ かふかのパウダースノーが溜まっている木々の間をすり抜けながら滑れ、かなり楽しいです!木々の間なの で、一度滑ったコース以外にも無数にコースがある形なので飽きることがありません!ただ、無謀なツリースキ ーは厳禁です。岩が出ている所や崖、また迷う事も考えられますので、十分注意して自己責任で行動しましょ う!また、その他には、カナダ杉の間にきちんと整備された林間コースなどもあります。 Harmony 6 Express周辺は森林限界を超えたエリアです。何といっても開放感と眺望の良さが魅力です。遠く には大きな氷河も見えました。コースは日本で言うツアーコースのようになっており、リフト下り場の山から別の 山に行くような気分になります。 ウィスラーを代表する斜面がPeak Express周辺です。リフト沿いの斜面はあまりにも有名で、国外を問わず、ス キーファンなら一度は滑ってみたいコースです。 4日目にしてようやく晴れ!ゴンドラをあがって始めてこの景色を目にした時、シビレるぐらい感動しました。雑 誌などでもよく目にし、憧れの場所でもありました!私がウィスラーに来てから2日目3日目と大雪のせいでリフ トは動いてなく、4日目にしてようやく稼動するとの事でしたが、コース整備に昼過ぎまでかかっていました。 所でみなさんご存知でしたか?ウィスラー上部のコース整備では、何と!!ダイナマイトを使用するのです!始 め他のコースを滑っているとバンバンと音が鳴るので「何かなぁ」と思っていましたが、ダイナマイトでワザと雪 崩を起こしていました。雪崩が起きそうな危険な場所はあらかじめ雪崩を起こしておくという考え方です。その他 は一切コース整備はしません!これがカナダ流です。 Peak Expressは名の通りウィスラー山頂まで延びています。山頂からはBlack Tuskなどブリティッシュコロンビ ア州の山々を望めます。ブリティッシュコロンビアの山々はロッキー山脈のようなゴツゴツとした感じではないの ですが、カナダ杉と森林限界を超えた山の白さが抜群に綺麗です。日本では道東地方の山が志賀高原のよう に連なっているような感じです。実際行って山頂に立ちましたが、やはり写真よりも雰囲気もインパクトも全く違 い最高の気分にしてくれます。山頂付近は強い西風で霧氷がいたる所にできていて綺麗なのですが、雪はと言 うとやや固めで凍り付いている所もありました。 左の写真はBlack Tuskと呼ばれる山でスキー場の間でもちょっと有名な山です!山頂からは凍りついた湖など も見ることができます♪ このコースはPeak Express横に広がる有名コースです。Whistler Bowlと 呼ばれウィスラーの目玉コースであ り、私が一度は滑ってみたかったコースでした。とにかく急でオープン したては新雪の深雪で溢れていたコース も、カナダ人のパウダー好きどもに食われ、あっという間にこの通 りです。カナダの人はほんとにパウダーが好 きで、平日でも新雪後は祭日のようにゲレンデが混みます。すぐにコブコブ斜面になってしまいました。ただ、こ のバーンに限ってはとても広く一枚のバーンになってい る為、混雑するということはなく、自分のスタイルに合わ せ滑ることができると思います!ただ、少し自信のない方は無理しない方がいいと思います。コースを外れてし まうととても危険です。Hightway 86というコースがCreeksideAreaの入り口まで迂回するような形でありますし、 Whistler Mountainの裏を回って行く中級コースTheSaddleもあります。 左の写真の斜面はTバーリフトが架かっているT-Bar Runゲレンデです。この 斜面も山頂付近にあるのです が、Whistler Bowlがあまりにも有名で比較的空 いています。この斜面を滑り降りると、山麓までのロングコー スがいくつもあります。私が行く滑ったの はFisheyeコースで、中級でBig Red Expressリフトまで滑るだけでも かなり足 にきた印象があります。その他にも初級コースや、2010年バンクーバー五輪のアルペンコースにもな るほどの急な斜面もあり、ここを中心に滑っても面白いと思います。Big Red Expressリフト乗り場から は Creekside Areaへ行くコースとWhistlerVillage Areaへ 行くコースと分かれます。 またWhistlerVillage AreaへはEmerald Expressリフト乗り場からも降りてこれます。どちらかというとこちらの方 が有名というか人気があり、15時を過ぎると、みなぞろぞろ初級のUpper Olympikコースを降りてきます。 なぜ ぞろぞろかと言いますと、このコースにはスキー場のスタッフの人がいて、スピードの速い人には笛で『ピーピー ピー』と鳴らしてきます。それでも聞かず滑ると罰金らしいです。でもこれにより誰もが安全に降りてこれ るので とても良いことだと思います。 最後にCreekside Areaの紹介です。ここは高速系が好きな人にはたまらないエ リアです。コースはというコース 1本と迂回コースだけなのですが、急斜面が 綺麗に圧雪してあり、かなり長いです。スピードもかなり出ますが、 急カーブもあったり、午後になるとやや荒れ る事があるので注意は必要です。ベースにはレストランもあります し、他のエリアへ行くにもゴンドラを1本乗 ればいいだけなので、滑る価値はかなりあると思います。 Blackcomb ウィスラーという名が有名ですが、ブラッコムもウィスラーに負けず劣らずの規模とウィスラーにはないブラッコ ム氷河があり氷河スキーを楽しめます。 ベースはウィスラーと同じウィスラービレッジでゴンドラが出ています。 ウィスラースキー場からみたブラッコムスキー場です。右側の山がMt.blackcombです。急な山でピーク付近は 雪が積もらずBlackなのでそこから名前が付いたとか・・・ ピークのすぐ下に作られたCloud Nineコースです。雪質良好で快適な中級斜面です。眺望も最高です!付近に も同じようなコースがあり人が分散するので混まず軽快に飛ばせます。 7th Heaven ExpressエリアのGreen Lineは眺望もよく人気のコースですが、上部は個人的には風が強く雪質 はイマイチで岩が出ているところもあり少し残念でした。下部は木が風除けにもなるため雪質も改善し快適に滑 れました。 ブラッコムの醍醐味氷河スキーです。でも氷河スキーと言っても雪に覆われ雪の下に氷河があるので掘らない と見えません。雪がやや薄い所があり少しストックで掘ると氷河が見れました。アイスバーンと同じなので滑り心 地は悪いと思います。左の写真はGlacier Creek Elevationから見た景色でこの上にHorstman Glacierという 氷河があります。右はその氷河の上に作られたHorstman Glacierゲレンデです。 初級コースも少なめですがあります。山頂エリアから山麓エリアまでは初級コースが一つしかないため、スロー ゾーンに指定されています。早く滑ると『ピーピーピー』と笛を吹かれ違反すると罰金です。 最後に簡単にウィスラービレッジの紹介です!ウィスラービレッジは本物のリゾートという感じの所です。メイン 通りには綺麗なイルミネーションがあり、ホテル、スキーショップ、レストラン、バー、ショッピングセンターが密集 しています。ホテルは超高級ホテルから、私が泊まったリーズナブルなもの、コンドミニアムまで数多くあり、そ のあたりも人気の秘密だと思います。やはり日本にはない環境で、私のような海外スキーマニアにはタマラナイ 場所です。 |